傷んだ髪でも出来る?グレーで作るコントラストの強いハイライトデザイン
- 2021.05.13
- カラーについて
- ケアブリーチ, デザインカラー.ブリーチ., ブリーチ1回

こんにちは、外国人風カラーが流行った影響でハイライトデザインを
する方が増えましたね、今回はそんなハイライトデザインについて書いていきます
beforeの状態
毛先はかなりダメージが進行しており慎重にブリーチをしなければならない状態。
中間部分の髪はカラーの色素が沈んでしまっていて根元は健康な状態。
3つの状態の髪が混在している髪の毛なのでかなり難しい施術になりそうです。
どのように塗っていくのか
3つの状態の髪が混在しているので塗り分けていくのが一番良いのですが細かいハイライトを入れていく
作業が遅くなってしまって時間差が出来てしまうことが懸念されるので
今回は1つの薬剤の塗布量を調整して行くことに。
多く塗ればきちんと明るくなってくれますし逆に少なければそこまで
明るくはなりません。
毛先:正直そこまで抜く必要がないのでほとんど塗らない、もしくは避けて塗ります
中間部分:ダメージはあるものの色残りがあるので薬の力をこの部分を基準に
通常の量で塗ります
根元部分:健康な毛なので多めに塗ってなるべく明るくなるようにします
こういった塗る量の場合分けをして調整していきます。
ブリーチを塗らなかった部分は暗くするので間をカラー剤で埋めていきます
時間はどれくらいかかる?
ハイライトと間塗りをするまでに大体1時間ちょっとかかりました。
塗布量の調整をしながらハイライトを入れ、塗らなかった部分を暗くしていくので
これくらいかかってしまいます。
放置時間はカラー剤を塗り終えてから30分置いていきます。
こんなにブリーチを長く置いてしまって平気なの?と疑問に思う方も
居ると思いますのでご説明させていただくと
ブリーチ剤は大きく分けて2つの種類があります
・パウダーブリーチ:1剤が粉状のブリーチ剤、明るくする速度が早いで
反応が続く時間が短め。白いパウダーと青いパウダーに分かれ
基本的に青パウダーのほうがパワーが強く反応が早い。
・クリームブリーチ:1剤がクリーム状のブリーチ、明るく速度が緩やかで
反応が続く時間が長め。ダメージの強い髪を
ゆっくりと脱色するのに適している
このような特徴があります。プロでないとなかなか知り得ない情報ですね。
ブリーチの得意なお店はどちらも用意されていることが多いので
自分の髪質に適したブリーチ剤を美容師さんが選択してくれます。
今回のような激しいダメージが有るお客様にはクリームブリーチが適していますね。
ですのでクリームブリーチを選択して塗っています。
パワーの調整を加えれば長時間おいても髪が切れづらいですし反応する速度が
遅いので塗るのに時間がかかってしまう施術でもあまり時間による差が出来ません。
こういった工夫をした上でブリーチとカラーをしました。
仕上がり
細めなので残対写真だとわかりにくいのですが
近くによるとおわかりいただけるかと思います。
ハイコントラストのデザインならもう少し明るくして立体感を出したいのですが
髪の状態との兼ね合いもあり、このくらいに落ち着きました。
ダメージがよほど酷くない限りブリーチはかけられますが
あまりお薦めはいたしません。
しかしどうしてもやりたいって時、ありますよね。
他の美容室だと断られた、なんて方も施術した経験がありますので
諦めずにぜひ一度ご相談くださいませ。
下記のラインから友だち追加をして現在の髪の状態がわかる写真と
希望のスタイルをお送りいただければカウンセリングが始められます。
なるべくご希望どおりに出来るようご相談に乗らさせていただきます。
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