ロング×ブルー セルフカラーの複雑な履歴…どこまで直る?

ロング×ブルー セルフカラーの複雑な履歴…どこまで直る?

こんにちは、こちらは前回記事の続きです。

まだお読みになっていない方は

こちらのリンクをクリック

前回はセルフカラーは完全に元通りには出来ないということと

なるべく直した例を書かせせていただきました。

 

今回はそのなるべく直したベースからデザインに落とし込むまでを

書かさせていただきます

 

前回はムラになったベースをなるべく直したところまで書きました

その状態がこちら

 

まとめると

・沈んだ部分は最大限明るくなるように攻める

・ダメージのひどい部分は沈んだ部分となるべく合うように

・根元は健康に伸びた毛を再度揃えるときまでつながっているように明るくしすぎない

 

これらを踏まえた上での結果です。

 

希望はなるべく明るいライトブルーにしたいそう。

前の記事のbeforeを見ていただければおわかりいただけるでしょうが

正直かなり難しいです。

 

このまま青をオンカラーしたなら色落ちは緑になってしまいますし

寒色は色落ちが速いのですぐに濁った緑になってしまうことでしょう。

 

ではどうするのか

 

ベースメイクをオンカラー前に挟む

 

こういうムラのあるベースにカラーをする際、塩基性のカラーをする際は

必ずベースを先に整えます。

 

塩基性のカラーはアルカリカラー(2剤式の混ぜるカラー剤)では出せない

ライトな発色が簡単に出せることが強みですが

ベースの色味にかなり左右されます。

 

表面に吸着するカラー剤なので光に透けた際はよりその傾向が強いです。

 

ですからこの黄色い状態の髪を寒色系統に寄せていきます。

 

選択肢としては薄い青や薄い青紫が上げられます。

 

薄い青を載せた場合は明るすぎるベースに色の重なりによる深みを出せますが

今回の場合はベースはそこまで明るくないベースですし

色落ちは緑に寄せたくないのに黄色を消す要素が

損場合だと含まれておらず、ムラサキシャンプーだけでごまかすには

無理があります。ですので薄い青を載せる選択肢は除外。

 

希望はライトブルーなので深みはいらないですしね。

 

そうなると黄色みを打ち消してくれる青紫を載せるのが良いと判断しました。

寒色寄りになればライトブルーも発色しやすいですし

色落ちも緑になりづらいです。

 

そうして先程のブリーチしたベースに青紫でベースメイクをした状態がこちら

毛先のダメージがある部分はシルバーに寄り、その他の部分は青紫になっています。

残ってしまったムラも多少は目立ちづらくなりました

 

ここまでベースを整えてやっとオンカラーに入ります。

 

ライトブルーをオンカラー

うちのお店ではマニックパニックというラインナップの塩基性のカラー剤を

使用しています。色味に幅があり狙った色を出しやすいのが強み。

 

トリートメントで薄めれば色落ちも綺麗ですし、色味に幅を出しやすいです。

 

原液なら絶対に入るであろう色味をギリギリ発色し、かつそれなりに色持ちする

くらいの濃さにトリートメント剤で希釈していきます。

 

マニックパニックも分類としてはカラートリートメントなので

他のトリートメントで希釈しても問題ありません。

 

そうしてオンカラーをしてスタイリングをした状態がこちらになります

 

根元から毛先にかけてグラデーションをかけることで

ムラの部分もより目立ちづらくなりました。

 

別角度はこんな感じです

 

最初のベースとは別人のような色になってくれました。

綺麗なライトブルーになり、ご満足いただけたようで

長時間の施術でしたがやってよかったと心から感じました。

 

とはいえセルフカラーをしなければもっと簡単に同じ色が

作れたはずなので自分でカラーはしないようにしましょうね。

 

セルフカラーをしてても今回のようになんとかなるパターンもあるので

一度ご相談ください。

 

下記のLINEから

友だち追加をして現在のスタイルと希望のスタイルをお送りください。

事前カウンセリングがスタートできます。

 

事前にご納得いただけるまでカウンセリングをすることで

当日の不安も少なくなりますし、すぐに施術に入れます。

 

ぜひご活用くださいね