白やグレーなどの無彩色は色落ちでも作れます!

白やグレーなどの無彩色は色落ちでも作れます!

こんにちは、カラーには色落ちがつきものですが

染めた後まで綺麗な色が続けばいいなと思うことはありませんか?

 

染めたてが綺麗なのは当たり前、色落ちまでデザインするのが

美容師の仕事だと思います。

 

今回は狙いたい色落ちの中でもよくこういった色に落ちてほしいと要望の

多いグレーと白についてと、色落ちの計算方法についてを

書かさせていただきます。

 

当ページでも十分ご理解いただけるとは思いますが、より詳しくまとめた新しい記事はこちら

この記事はこんな方にオススメ

・ブリーチ1回で綺麗なカラーを作って欲しい!

・なるべくダメージ少なくブリーチをしてほしい!

・その場で綺麗、色落ちまで綺麗なカラーが得意な美容師を探している方

 

こんにちは!

明治神宮前駅(原宿)から徒歩3分の美容室で美容師をしている

似合わせカット&デザインカラーが得意な

ミザです!

ご予約はこちらからかんたんに出来ます!

ミザのプロフィール

色落ちの計算の仕方

まず僕がどういうふうに色落ちを計算してるかを書いていこうと思います。

大体の美容師さんも似通った考え方をしているので

ご参考ください。

 

まず色を発色させるために必要なベースの明るさと

色落ちで色を出すために必要なベースの明るさは違います。

 

例えば赤色を発色させるための明るさはさほど必要ありません。

髪には元々赤褐色と黄色が含まれており黄色になる前の

オレンジくらいの明るさでも十分発色してくれます。

 

オレンジと赤は類似色ですからオレンジの上でも嫌な発色は

しませんしむしろ深みを出せます。

 

しかし赤色の色落ちでピンクを狙う時はもう少し明るくなくてはいけません。

ピンクは赤が薄まった色ですからオレンジの上では色が負けてしまいます。

 

コーラルっぽい色落ちなら多少黄色を残さなくてはいけませんし

ピンクにしたければほとんど黄色を残してはいけません。

 

察しの良い方ならお気づきかもしれませんが

ベースの色+入れた色味を薄めた色=色落ちです

 

この考えに基づき色落ちをデザインしていきます。

 

ダメージを少なくしたければあまりベースを明るく出来ないので

色落ちで出来る色が限定されてしまいます。

 

逆にダメージが多少増えても良ければ色落ちまで簡単にデザインできます。

 

グレーに色落ちさせた例

実際にグレーに色落ちさせた例をご紹介させていただきます。

 

前回他店で施術してもらったカラーが思ったように行かず

ブリーチで明るくしに来たお客様の例です

色残りのあまりない部分は白っぽく、多い部分は少し黄色く残っていますが

ベースの明るさはほぼ均等です。

 

黄色の補色は青紫、綺麗な淡黄色なら問題なく白っぽくなりますが

濁りがある状態では無彩色にこそなれど白くはなりません。

 

そこで色落ちがグレーになるような青紫をご提案した所

その方向で染めることになりました。

 

濁りはグレーを作るには濃薄関係なく不可欠です。

 

そうしてカラーをした青紫がこちら

ベースの黄色みを抑える程度の紫を青色ベースの薬剤に混ぜています。

 

毛先まで均一に入れてしまうと元々濃い毛先は色落ちの際に沈んでしまい

逆グラデーションになってしまい頭が大きく見えるので

避けるために毛先に向かって薄くなるようにグラデーションをかけています。

 

1ヶ月と少し経った頃に再来いただいた際の色味がこんな感じです。

ベースが残留の残った黄色+青紫の色落ち=写真の色

という想像を青紫を調合するときに考えるのです。

 

色落ちで作っているわけですからこの色から大きく変わることはありません。

黄色みが万が一出てきても紫シャンプーだけで打ち消せる程度ですので

半永久的にこのグレーを楽しむことが出来ます

 

次はホワイトに色落ちさせる例を見ましょう

 

ホワイトに色落ちさせた例

ベースの明るさはこんな感じ

毛先にメラニンはほぼ存在せず残留が居るだけの状態です。

根本も毛先の明るさ近くまでブリーチをします。

 

そうして載せたカラーはこちら

ブルーとパープルのインナーカラーです。

前にも別の色で2色載せていたようで

状態が違ったので色落ちで白を作れるかつ

デザインとして成立させるためにこういったデザインに

 

一ヶ月後がこんな白になりました

純白は色落ちでは作れませんが白っぽい色には落とせます。

 

また、少しイレギュラーな例だと先にブロンドを作り

お家での紫シャンプーの使用でホワイトにする例もあります

これくらいのブロンドにまで明るくしてから紫シャンプーを

自宅で使用するとホワイトに出来るとお伝えし二ヶ月後に再来

してくださったときの状態がこちら

 

アイロンダメージで色がくすんでいる部分もありますが

全体的に少し紫がかったホワイトになっていますね。

 

こういった方法もあります。

 

もともとしっかり明るい髪の場合は、ピンクっぽい色味を入れていても

 

ホワイトに色落ちします

このような色味をもっと知りたい方はこちらの記事を御覧ください

 

まとめ

こんな感じで色落ちを計算しながら普段からカラーをしています。

染めたても色落ちも綺麗なら長く髪色を楽しめますし

色が気になってから美容院に行くまでの間の時間を我慢の時間だと

思ってほしくないのです。

 

色落ちまで計算されたカラー、ぜひお任せください

 

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