実は出すのが難しい?!ブリーチ一回で作る小豆色のヘアカラー
- 2022.02.23
- カラーについて
- ウルフ, ケアブリーチ, デザインカラー.ブリーチ., ブリーチ1回
こんにちは。今までペールトーンのかなり明るい髪色や複雑なデザインカラーなど、様々なヘアカラーのオーダーを受けてきましたが実はオーダーされると未だに難しいなぁと感じる色味がいくつかあります。
今日はそのうちの1つ小豆色のヘアカラーについて記事を書いていこうと思います。
この記事はこんな方にオススメ
・ブリーチ1回で色落ちが綺麗な小豆色にしたい方
・なるべくダメージ少なくブリーチをしてほしい!
・その場で綺麗、色落ちも綺麗。なブルーを作るのが得意な美容師を探している方
お客様のbeforeの状態
まずはお客様がどんな状態かを見ていきましょう
根本が数センチ空いていて、既にカラーがされている髪の毛に関してはオレンジっぽくなっていますね。
透け感的にそこまで下地が明るいわけではなさそうです。
ご希望は色落ちまで綺麗な小豆色。
オレンジ味の強いこの状態から色落ちまで計算するのって意外と難しいんです…
ただ無理なわけではなさそうなのでなんとか頑張って見ましょう。
注意しなくてはいけないことをまとめると
1.新しく生えた部分と既に染まっている部分の差が出ないようにしなくてはならないこと
2.色残りと髪の体力まで考えて既染部をブリーチしなくてはいけないこと
3.色落ちの計算までしつつその場でも思い通りの色を出さなくてはいけないこと
主にこの3つが大事になりますので、これを意識しつつ施術に入っていきます。
髪のダメージを気にしつつしっかりとブリーチしていく!
根本のリタッチをしつつ、オレンジ色の強い部分をなるべくブリーチしていきます
数ヶ月前にカラーバターでセルフカラーをしていたそうでそこがちょっと心配なところ…
カラーバターなどなら大丈夫だと考えている方も多いようですが、「へアカラー剤よりは」色が残りにくいだけで正直よほど薄くない限りは影響があります。
ブリーチ中はこんな感じです。
力の弱いブリーチを大量に塗布してじっくりと色を抜いていきます。
全体にすぐ塗るのではなく、根本の色味を既染部に合わせてから写真のような状態へと持っていきます。
この状態になるまで実は2時間位かかっています笑
色味を合わせたり均等に大量に塗るとこのくらい時間がかかってしまうんんですね。
しかしブリーチ剤のパワーが弱いため時間をかけても大丈夫なのです!
そんなこんなでブリーチが終わるとこんな状態
毛先の方にカラー剤の色残りが見えますね。実はこういった残留がある方が小豆色って作りやすいんです。
綺麗に抜けている根本の方を染めるほうが難しいのです。
小豆色のグラデーションカラー完成!
全体の色味が揃うようにカラーしたいのですが、毛先に関してはダメージの関係で色味がきちんと入ってくれなさそうです。
なので逆手に取ってグラデーションにカラーにすることにしました
仕上がりはこちら
バックサイド
左サイド
右サイド
こんな感じで仕上がりました!
きちんと色味が表現できたのではないでしょうか?
3種類のカラー剤で色味を表現しています
まとめ
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希望のスタイルをお送りください。
事前カウンセリングがスタートできます。
事前にご納得いただけるまでカウンセリングをすることで
当日の不安も少なくなりますし、すぐに施術に入れます。
ぜひご活用くださいね
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