美容学生必見!ブリーチ一回でウィッグを白くする方法

美容学生必見!ブリーチ一回でウィッグを白くする方法

こんにちは、今日は美容学生さん向けの

記事にしようと思います。

 

美容への意欲の高い学生さんは外部で開催される

コンテストに参加する機会が何度かあると思います。

僕も学生の時は自分の技術を磨くため、

自分にはない感性を持った人の

作品をみて勉強するため、実際高く評価されるものは

どのようなものなのか知るためなど

出ればプラスにつながることが多いので

多くのコンテストに出ました。

 

記事中でわからない部分があれば

質問等も受け付けておりますし

直接教えることも出来るので

お気軽にご連絡ください。

 

 

こんにちは!

似合わせカット&デザインカラーが得意な

ミザです!

ご予約はこちらから簡単に出来ます!

LIME@

ミザのプロフィール

 

 

コンテスト用にウィッグを制作する上で僕が

1番悩んだのはカラー、特にブリーチでした。

 

最初のうちは加減がわからず無茶なブリーチを

して髪がボロボロになってダメにしてしまったり、

発色を思うようにさせられなかったりと

何体ウィッグを練習用に回したかわかりません。

 

ひどい時は部分的にハゲさせたりしてました。

 

こういった経験が成長させてくれるのは

間違いないですが失敗しなくて済むなら

しないほうが良いですし

結局やってるうちに嫌でも失敗するので、

これからコンテストに出るこのページを

見てくれる学生さんの

ためにとっておきの白くなる方法をお教えします。

 

まずは用意するウィッグはきちんと質の

良いものを買いましょうね。

 

安いウィッグは人毛100%と謳っている

のに毛糸とか人工の毛が混じっていて、

どんなに綺麗に塗ったところでムラになるので。

 

しかも人毛だったとしても黒染めされてたりする

場合があるので最初から負け試合なんて場合も。

 

おすすめどころはpeek-a-booの練習用ウィッグや

337S、NBAAあたりのウィッグは素直に

抜けてくれるイメージでした。

https://e-okamoto.com/shop/g/g15261/

https://beauty-market.jp/category/itemdetail/?item_id=18129663

 

毛量も結構ありますし妥当な値段だと思われます。

peek-a-booのものは輪郭のかたちと顔の大きさがちょうど良いのでメイクするとより

可愛くできます。

 

ベースカット

ベースのカットは先にしてしまいましょう、

単純に薬剤を使う量の節約と塗布時間の

短縮につながるので。

 

ただし質感調整はある程度までにしましょう。

ホワイトまで抜くと毛が細くなりますし

毛質も変わるので仕上がり予測が

この時点では立てづらいです。

ラインもどうせボケちゃうので

本当にある程度で平気です。

この真っ黒の状態から真っ白にブリーチ

一回でしていきます。

 

ブリーチ

ここからが1番知りたい部分ですよね、

できるだけ詳しく書いていきます。

 

ウィッグもきちんと質の良いものを買って

塗りやすい長さに切ったら正直あとは

綺麗にムラ無くぬくだけ!

 

なのですがブリーチ一回でするとなると

難易度がちょっとだけ高くなります。

 

ブリーチ剤はクリーム状でリフトの

緩やかなものを選択し、

2剤は 3%で十分明るくなるので

6 %は塗布に自信がない方だけ使用してください。

質感悪くなりますが。

リフト:髪が明るくなること

 

根本は人みたいに体温はないものの

1番温度が高くなる場所なので

最初は5mm程度空けましょう。

 

空けたところ以外は薄いスライスで速さを

意識して塗りましょう、この時点で

めちゃくちゃ綺麗な塗り収まり

である必要はないです。

 

ある程度綺麗塗れてれば OKくらいの

感じで塗り進めてください。

 

全体をある程度の感じで塗り終わったら仕上げ、

チェック、根本の詰めを同時に進めます。

 

まずスライスを取ったら既に塗ったところのチェック

根本を詰めてその後パネルが見えなくなるくらい

ブリーチ剤を盛っていきます。

 

それを全パネル終わったら表面を更に盛っていきます。

塗り収まりはこんな感じ

ここに来るまでにこの長さなら大体一時間ちょっと。

なので60分ここから放置していきます。

 

塗り始めから測って120分を目安時間にしましょう。

 

放置時間が終わったらラップを外して

もこもこしてきたブリーチをパネルごとに

コームのテールや指で削ぎとっていきます。

 

その状態でノーマルなパワーの白パウダーの

ブリーチを 2剤3倍にプレックス3%添加で

作ったものを塗り足していきます。

プレックスは無ければ無くてもいいです

プレックス:酸性の処理剤

「え?一回じゃないじゃん」と今思いましたね。

やっている工程自体はブリーチ1.5回なのですが

ブリーチのパワーって

クリーム<白パウダー<青パウダーみたいな

バランスなんです。

 

青とクリームではパワーが全然違います。

青の0.8倍くらいのイメージを僕は持っています。

 

しかも2剤は3%、パワーで言えば到底青パウダー6%

には及びません。クリームの作用時間が

長くリフトは緩やかである特性を

活かしてゆっくりと時間をかけて

抜くことでダメージをあまりさせず、

明るくなるのです。

 

とはいえ流石に最初の優しいパワーの

ブリーチではいくら激盛りでも

ホワイトにはなりません。

 

せめて17レベルくらいのものです。

 

そこでもこもこしてきたブリーチをとり、

先程の薬剤をを塗るのです。

削いでもなお残るブリーチはまだ反応するのですが

反応してくれる過酸化水素が足りていない状態なので

過酸化水素多めにして反応させる、

もう少しリフトさせるために

白パウダーを少しといった調合になるわけです。

1st+2ndのブリーチのパワーを青パウダー6%と

比べた際同じくらいのダメージ度合いなので

ブリーチ一回と書きました。

 

プレックスを最初から混ぜるとドライの状態から

塗布する1番リフトするときに少しリフトが

足りなくなってしまうので1stには入れず

2ndから混ぜています。

 

2ndブリーチを塗ったあとの状態がこちら

床や机が卓上クランプだとかなり汚れるので

シートを敷いておくことをおすすめします。

 

この状態で塗布はじめから数えて

120分になるように放置。

流したあとがこんな感じ

もうほとんど黄ばみは無いですね。

この少し残った黄ばみを飛ばしていきます。

 

オンカラー

オンカラーと言ってもアルカリカラーで

オンカラーすることはありません。

ダメージさせたくないですし

それ以外のもので十分黄ばみは飛んでくれます。

何を載せるかというと紫シャンプーの原液を

泡立てずにカラー剤の要領で塗ります。

 

ここで選ぶ紫シャンプーは青みの

強くないものにしてください。

 

シュワルツコフさんからでている

グッバイイエローなどは青みが強く

リフトの甘い部分があったならそこが

薄い青緑になります。

白にその色が混じってくると綺麗とは

言い難いですしそもそも白にできそうな場所は

シルバーっぽくなっちゃいます。

 

わざとそうするときもありますが。

 

僕がおすすめするのはサプレスの

イエローシャンプーです。

こちらのリンクから買えます

https://alchem.theshop.jp/items/28116565

まぁまぁ濃い紫シャンプーです。

原液そのままでも良いですし

薄めたり泡立てで薄めに色を

つけてもいいので使い勝手◎です。

 

今回は僕は泡立てのみで黄ばみを飛ばしました。

黄ばみを飛ばした後の状態はこちら

自然光だとこんな感じ作成当時学生だったので

撮影場所が教室の窓際になってました。

学生当時の僕に作れたのですから

ご覧になっているあなたにも絶対に出来ます。

最後に質感をシザーやセニングで作り、

オンカラーして仕上げ撮影したものがこちら

照明が明るすぎたかもしれません。

でも綺麗な真っ白ですね。

以上ですべての工程の説明が終わりになります。

質問など受け付けておりますので冒頭の

ラインのリンクからお問い合わせください。

 

ちなみにこのブリーチの仕方。

人頭にも応用できるんです。

その説明を書いた記事がこちら

コンテストに励む美容学生さん、頑張ってください!

講習費はいただきますが、直接教えるのが

最も理解が深まる方法だと思いますので

そちらをおすすめいたします。

 

もちろんメッセージのやり取りのみでも

大歓迎です。