髪質改善は安易にやってはダメ!実は傷んでいます

髪質改善は安易にやってはダメ!実は傷んでいます

こんにちは、近年よく耳にする「髪質改善」

実際のところ良くなるのでしょうか。

 

僕は正直あまり良さを感じませんし

お客様で以前にやったことがある方も

良くなったという風には感じなかった

ということをよく聞きます。

 

今回はそんな髪質改善と呼ばれるものに

ついて記事を書いていこうと思います。

 

 

こんにちは!

似合わせカット&デザインカラーが得意な

ミザです!

ご予約はこちらから簡単にできます!

LIME@

ミザのプロフィール

 

そもそも髪質改善と謳われているものは一体

何なのでしょうか?

 

髪質改善の定義ははっきりとは定められておらず

髪の触った感じや中身が補充されていれば

髪質改善というメニュー名に

嘘偽りは無いのでかなり曖昧です。

 

ただのトリートメントをそう呼んでも

正直差し支えはないんです。

 

それを踏まえた上で髪質改善というメニューで

大抵の美容室で髪質改善と打ち出しているものは

「酸熱トリートメント」

というものです。

この酸熱トリートメントって一体なんなのかを

ご説明させていただきます。

 

酸熱トリートメントは簡単に手を出してはダメ!

 

酸熱トリートメントの施術の流れとしては

シャンプー台かセット面で薬剤をつけ、

放置して浸透させます。

 

流した後にドライをし、高温のアイロンを

通していくといった感じです。

メーカーの商材ごとに工程が一部違ったりしますが、

薬剤と熱を使って施術することは同じです。

 

この薬剤に含まれるグリオキシル酸という成分は

かなり強い酸性で皮膚や髪よりもphが低いです。

※お酢がph3、グリオキシル酸も3です

この成分に熱を加える(脱水縮合)ことで髪の中に

通常の髪には存在しない結合(イミン結合)

が生成されます。

ただこの成分は大半が1ヶ月と持たずに

なくなり僅かな量髪に残存します。

 

なので何度も回数をやると良いよ、

なんて言われたことがある人もいると思いますが

それは大きな間違いです。

ブリーチやヘアカラーなどのアルカリ施術で

髪が痛むのはなんとなく皆さん認識していると

思うのですが

 

酸性施術でも髪の等電点と呼ばれる1番安定する髪の

ph(4.5〜5.5)から外れれば外れるほどダメージします。

 

極端な話、水でも膨潤してキューティクルは開くので

お風呂からあがったらなるべく早く水分を

乾かしてキューティクルを

閉じてあげたほうが良いのです。

 

先程述べたとおりグリオキシル酸はphが

髪より低いのでダメージはします。

コーティングをした上でアイロン施術もするので

数日はきれいな状態が続きますがそれも

剥がれ落ちてしまいますし、その後髪の中に

いれた成分も流れ出ていきますから

酸で傷んだ髪だけが最後には残ります。

 

それを繰り返せばどんどん傷んでいき

効果の実感も薄れていきます。

 

他の施術も断られてしまう?! 生まれるリスク

 

ダメージの進んだ髪は潤いがないですし

切れ毛が視認出来るほど出来てしまい

きれいな髪から離れていきます。

そして1番ネックなところは縮毛矯正の難易度が

跳ね上がり、ブリーチ施術での脱色が

しづらくなることです。

 

縮毛矯正が断られるかもしれない訳

・グリオキシル酸は縮毛矯正の薬剤と

過反応してしまう場合があるので相性が悪い

 

・カラーのように色が変わったりするわけでもないので

境目が見分けにくいため塗り分けるのも難しい

 

 

ブリーチで希望の明るさに出来ないかもしれない訳

・高温のアイロンをしっかりとはさんで通すので

髪のタンパク質が変性し、

ブリーチしても明るくなりにくくなるため。

 

→タンパク変性のわかりやすい例

生卵を熱すると卵が固まりますよね、

髪もタンパク質なので似たようなことが

おこるのです。

 

 

縮毛矯正は過反応しないような薬剤を選ばなくては

いけませんし、ブリーチはホワイト領域までの

ブリーチは現実的ではありません。

 

トリートメント、髪質改善の意味って?

普通のトリートメントも最後には無くなるんでしょ?

と言われると実際そうなのですが内容にもよります。

 

カラーと一緒に髪の補強成分を入れていけば

カラーの褪色が抑えられますし、

仕上がりもきれいなのでそこに価値を感じる方は

トリートメントをする事に意味はありますから

美容師側も勧めます。

 

ただ単価を上げるためのメニューと言われることも

ありますが僕はすべてがそうではないと思っています。

 

↑のブログではあえて髪質改善という言葉を

使っていますがタイトル通り

他の施術にほぼ影響を出しません。

 

詳しく知りたい方は目を通してみてください。

 

まとめ

安易に髪質改善をしてはいけない理由、

おわかりいただけたでしょうか。

 

髪質改善という言葉だけで判断せず、

美容師さんにどういった内容でやっているのか

きちんと確認しましょう。

 

僕は薬剤施術の時や髪質改善だけの時で

場合分け、使い分けを必ずしています。

髪は死んだ細胞なので決して元には戻りません。

 

ですが扱いやすいよう整えてあげることは出来ます。

上の写真の方のカラー+トリートメント施術の

仕上がりはこちら

 

冒頭のリンクか固定ページから

公式ラインを友だち追加していただいてから

現在のスタイルとご希望のスタイルを

写真でお送りいただき、現在の

髪に残っている履歴をお教えいただければ

事前カウンセリングがスタートできます。

 

なるべくご希望に添えるようお話を

進めさせていただきますし、そうでない

場合もあなたに似合うような

代替案を必ず提案させていただきますので

ぜひお気軽にご連絡ください!