カラーしていても白っぽくなりますか?→近づけることは出来ます! 白×ウルフ

カラーしていても白っぽくなりますか?→近づけることは出来ます! 白×ウルフ

こんにちは、以前最低限のダメージで最大限の明るさに!ブリーチ1回で髪を白くする方法

完全なホワイトにするためにはヴァージン毛である必要があることをお伝えさせていただきました。

「カラーに慣れてきてホワイトにしたいけど無理なのか…」と思われた方もいるでしょう。

髪の強度をある程度維持しつつ、色彩を一切感じさせないホワイトは残念ながらヴァージン毛からしか作れません。ですが白っぽく見せることは出来ます。

 

今回は前回ベージュ系のカラーを他店で入れ、コロナ期間でリタッチに行けなかった方がご来店下さいました。

beforeはこんな感じ。

ブロッキングまで取った状態です。リタッチ幅は4cm強、毛先には残留色素が残っていて

ダメージはかなり進んでいる状態です。前回のブリーチ時に加温機で温められながら施術されてしまったようです。ブリーチの加温は放置時間は短縮出来ますがそれと引き換えに尋常では無いダメージを髪に与えます。

美容室で加温されそうになったら断ることをオススメ致します。

 

つなぎ目の部分のブリーチが甘いのでそこも一緒に明るくしていきます。

ホイルの中でブリーチを塗りそのホイルを重ねて明るくしていく手法を取っていきます。

毛先に付いたらこのダメージ度合いだと切れてしまいますからね。

そして誠に厄介なのがこの繋ぎ目部分がなぜか素直に明るくなってくれないんです。

ブリーチを溜めて塗ることで解決していきます。

この状態の毛束をアルミで挟んでは塗り挟んでは塗りを繰り返していきます。

そして放置時間の最後の数分に激弱ブリーチを塗り脱染をしていき、時間が来たら流します。

お流しした状態がこちら

見た目はなんとなく揃ってくれたように見えますが毛先はダメージが進んでいるので毛先に行くにつれて

明るくなっています。リタッチ部分がブリーチ一回でなぜこんなに明るくなるかというと

全体を白にするときに使った手法をホイルの中のみで行い、ホイルが保温してくれるおかげです。

中間毛先の脱染したところはこのくらいの明るさ。ダメージが強いせいか数分力の弱いブリーチでおいただけで

このくらい抜けてくれました。根本は新しく生えた毛なので白く出来るのですが毛先がそうなってくれないので

根本は少し暗めのパープルにして毛先を白っぽくしていくことにしました。

お席で根本のみカラーし、お流しのときにトナーというシャンプー台で直接カラー剤を塗っていく技術を

行います。トナー後はこんな感じ。

根本を真っ白にしないことで毛先のなんとなく完全に白でない部分が対比で白のように見えてくれます。

白じゃないけど白っぽくは出来るんです、なのでカラーをしていても諦めないで下さい!

当時アシスタントだったので夜に施術しており、時間が少々オーバーしてしまい終電が

迫っていてきちんと仕上げが出来ずお客様の帰り際に一枚だけ乾いた状態のお写真を頂いたものがこちら

根本は鮮やか目の紫、毛先は白っぽく。ここまでならなんとかなります。

これでも全然白に見える!と読者様が言ってくださるならカラーをしても白く「出来る」と言えますね。

 

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