暗く染めてしまったけど今どうしても明るくしたい!そのリスクと明るくなる限界。

こんにちは。明るくすると暗かった時に戻りたくなったり、暗くすると明るくしたくなったり。
その時の気分で明度を変えたくなる方は少なくないかと思います。
明るくしたものを暗くするのは難しいことでは無いのですが、そういった方も多いので
美容室で大幅なトーンダウンをする時何度も「もう明るくしない?」と確認された経験をお持ちの
方、いるのではないでしょうか?
一度暗くすると染料が残りやすく、明るくしようとした時思ったように明るくなってくれません。
なので美容師側は次にまた担当した時明るくしたいと言われないよう何度も確認するのです。
でも気分なんて変わるものですし明るくしたい時はしたいですよね。
今回はそんな方に暗くした時どこまで明るくなってくれるのかをお教えできたらと思います。
beforeはお客様が事前カウンセリングのときにお送りしてくださった写真です。
伺った履歴をまとめると毛先には4回のブリーチ履歴とカラー履歴が寒色系統で4回
3回目に暗染め、最後のカラーがブリーチした上に10トーンの紫を入れていたそう。
根本と毛先でブリーチ回数に3回の差があり残留している色素は毛先に向かって濃くなるような
状態となっています。
根本と毛先に差が生じてもいいから出来る限り明るくしたいとのことでした。
毛先は正直普通のブリーチには耐えることが出来なさそうでしたので弱めのブリーチでゆっくりと
脱染、根本に向かって通常のパワーのブリーチになるような塗り分け方をしていきます。
切れない限界まで抜いた状態がこちら
毛先にはやはり残留が残ってしまっています。
ブリーチと10トーンの薬剤の施術しか残っていないところは
かなり明るく出来ています。これが染料の残留の仕方の違いです。
1回の美容室での暗染めであれば17トーンまで上がります。
「美容室での」暗染めです、セルフは話が別です。
気分に合わせた希望を出来る限り実現させるのが美容師の仕事ではありますが
髪の体力的にどうしても無理なケースもあるのでご自分の髪の毛を労ってあげてくださいね。
その他の暗く染めたカラーからの施術は下記のリンクからご覧ください
セルフカラーしてしまっても大丈夫!ブリーチ一回で作るオレンジカラー
今の自分の毛で出来るかわからない方はご相談等受け付けていますので
下記のラインのリンクからお気軽にご連絡くださいませ。
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