ブリーチ一回でホワイトカラーに!髪をなるべく傷ませずに1回で白になんて出来るの??
こんにちは。ハイトーン施術が普段から多い僕ですが、中でも最も難しいのがホワイト
色味を一切感じ無い色なので少しでもムラがあればそこがかなり目立ちますし、僕の場合抜きっぱなしに紫シャンプーで作るのでカラー剤によるごまかしも効きません。
しかし誰もが1度は憧れるホワイトカラー、難易度が高い上に痛みそうだからチャレンジできない…そんな方を少しでも減らすためにこの記事を書こうと思います。
こんな方におすすめの記事
・なるべく髪を傷ませずにハイトーンにしたい
・綺麗なホワイトになりたい
・ムラシャンだけで色をもたせたい
ブリーチ1回でホワイトにする条件は??
ブリーチ一回で綺麗なホワイトにするためには少し髪に条件があります、それは一体どんなものなのかと言うと
綺麗にブリーチ一回で白にする条件
・カラーを一度もしていない
・縮毛矯正やパーマなどの薬剤施術をしていない
・酸熱トリートメントや高温のアイロン使用をしていない
以上になります。細かいところでいえば普段から髪をきちんと乾かしているかなどがあります。
以上のどれか1つが欠けている方でもホワイトっぽくする方法はあるのでこちらの記事をお読みになってください
そして条件に当てはまったとても良い髪の状態の方はこのまま読み進めてください。
今回ご紹介する例として以上の条件に当てはまった方をご紹介いたします
お客様の状態はこちら
カラーなどの薬剤施術履歴が一切なく、普段からアイロンもほとんど使用していない上に使うとしても低温でさっと使う程度だったそう。
ホワイトにするにはかなり良い状態です。
今回はこのお客様の施術手順を追いながら、どうやってホワイトにしているのかを説明していこうと思います。
大量のブリーチを使って緩やかに明るくする!
さて、こちらの記事に詳しい説明をした記事があるのですが
この記事を書いたときからより技術を改善しているので大まかな方法は変わらないのですが、よりダメージの少ない状態で仕上げられるようになっていますのでこの記事も参考にしてください。
この一回で髪を白、とても明るい領域までブリーチする方法というのは反応が緩やかなブリーチを大量に塗布してじっくり明るくするという方法になっています。
実際に塗り上がった状態はこんな感じ
はい、想像以上のブリーチ量で「こんなに塗っても大丈夫?」と思われた方が大半かと思います。
結論から言うと全然大丈夫、むしろこれくらい要る。と僕は思っています。
というのもこれだけ盛るのにも時間はかかりますし、じっくり明るくしたいので薬剤の力はそんなに強くありません。
塗り終わってからこの状態で1時間程度放置していきます。
その放置がおわった状態がこちら
モコモコとしているのが見て取れると思うのですが、これが反応が止まっているブリーチ剤です。
薬剤として形状を保てずボロボロと崩れてくるのですが、これが邪魔なので手で刮いで行きます。
そいだ後に尚髪にくっついているものはまだ反応してくれるので無理に取ることはせず、それらをより長く反応させてくれるようなお薬を塗っていきます。
「1回じゃないの?」と思った方もおられると思いますが、短い時間で反応させて回数を多く塗る一般的なブリーチ方法とはパワーがそもそも違います。
工程として2回塗っていても流すのは1度ですし合計のダメージ度合いを鑑みたとき、ブリーチ一回分と言っても差し支えないと考えているためこのようなタイトルとさせていただいています。
更に反応をさせるためのお薬を足した状態はこんな感じ
刮いだ時に落ちたブリーチ剤が肩のラップに落ちていてお見苦しい構図ですみません。
これを更に時間を置き、お流しをした髪の毛がこんな感じ
ほぼほぼ白のようなブロンドまで明るくなりました、ここまでご来店から3.5時間です。
頭皮が痛くならないようギリギリのところで塗布しています、根本に見える黒い点が頭皮に付いていない証拠です。
これなら頭皮が敏感な方でもハイトーンカラーが楽しめます。
ただご希望はもう少し黄色みの少ない白なので、この黄色味を補色を使用して消していきます。
補色って何?
補色というのは色相環で対局にある色味のことで互いの色味を打ち消し合う作用を持っています。
今回の場合だと黄色と青紫の関係です。
色の薄さはほぼ同じでなくては綺麗に打ち消せません。薄すぎては黄色みが消しきれませんし、濃すぎては青紫が出てきてしまいます。
ドンピシャで作れれば一番良いのですが、今回黄色みが残ってしまう事が最も避けなくてはいけないことなので少し想定よりも濃く作ることにしました。
ブリーチ一回でホワイトに!色落ちも楽しめる
オンカラーに使用するのがこちら
青紫のとても濃いカラー剤を40倍程度に薄めたものです、そもそもとんでもなく薄いのですが高明度領域ではこれでも少し濃いかもしれない。といったところ
ただ黄色みが残ってしまうのは避けたいですし、少し色味に振れる分には色落ちがあるので大きな問題はありません。
なので感覚的に少し濃い目に作りました、塗布後がこちら
とっても薄いのが見て取れると思うますがこれでも少し濃いのです。
ハイトーン領域での色味の調整はとっても微妙な調整なのでとっても難しいのです。
染まり上がりがこちらです。
うっすらパープルに振れていますが、2〜3回程度シャンプーをしたら白になる程度の振れ方です。
別角度だとこんな感じです。
色落ち後はこんな色味になると予想されます
薄く設定した場合は黄色みが残りますが濃い分にはこの様になってくれます。
MENU:ホワイトブリーチ¥16,500
カラー¥5,500
トリートメント¥3,300
ブリーチ一回で白は作れる!
いかがだったでしょうか、条件さえ整えば最低限のダメージでハイトーンが叶うのがおわかりいただけたでしょうか?
条件こそ厳しいものがありますが、整っている場合はほぼ必ず出来ます。
今回の方もかなり髪がしっかりしていて色が抜けづらそうでしたがしっかりと染まりました。
他にもホワイトを作った記事があるのでそちらも合わせてお読みください
自身の現在の状態でも出来るのかわからない、聞きたいという方は冒頭のリンクか下記のリンクから僕の公式ラインを友だち追加して簡単にメッセージを送ることが出来ます。
現在の状態がわかるお写真とご希望のスタイルを
お送りいただいたあとに髪に残っているであろう
施術の履歴をできるだけ多く文に
起こしていただいて送っていただければ
事前カウンセリングが開始できます。
事前に状態を確認することで当日
出来ません、となってしまうこともありませんし
納得行くまでお話することで当日までの
不安と施術に入るまでの時間を
減らすことが出来ます。
ご相談だけでも大歓迎なので
ぜひご活用くださいね。
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