暗いグレーは黒に限りなく近い色!黒染めをしたくない方にピッタリ
こんにちは、今までの記事に黒を使わずに黒っぽい色を作る
カラーについて書いてきました。
今回はそれらよりも、より黒に近い色味を出すカラーについて
の記事を書かさせていただきます。
どうやって黒っぽい色にみせているの?
さて、黒と言う色に見せるにあたってよく使用する手法としては
数色を混色させて黒に見せるというものです。
色の三原色といえばテレビの仕組みを思い出して
いただきたいのですが、マゼンタ・シアン・イエロー
の光が混ざると白に近い色になるというものですが
染料の場合はその逆です。
それらを混ぜると黒になるのです。もっとも染料は
何色か掛け合わせていくと黒に近づいていくものです。
黒染めをしたくない方は大抵今は理由があって黒くしなくては
いけないけれどまたすぐに明るくしたいという方が大半です。
ですから僕は寒色を3色混色させて黒に近い色味を作っています。
寒色はカラーの中でも落ちやすい色味なので2週間程度は黒っぽくでき、
そこからどんどん色味が落ちていきます。
こういった落ちる黒染めをフェイクブラックと呼んでいるのですが
それらに関する詳しい記事はこちらをご参照ください。
今回のカラーとの違い
寒色は色が抜けやすいとお話しましたが、暖色は逆に落ちにくいのです。
先程の色の3原色の中のマゼンタは暖色です。
後で色味が落ちるように黒を作るにあたってはとても邪魔な色です。
なので先程のように寒色を混色させるのですが、2週間程度の色持ちでは
少し心もとない方用に色味を作る時は
かなり濃いグレーを使います。
グレーとは無彩色であり色味を感じない色です。
明度が下がればそれはどんどん黒に近づいてきます。
この原理に従って黒を作っていくのです。
ただ寒色のみで作る黒よりは色味が濃いので明るくする
限界の明るさは暗くなります。
しかし黒染めをするよりは遥かに明るくできるので
ある程度明るくはしたいけど黒っぽい髪で過ごせる
期間もある程度欲しい方はこちらの方法をおすすめいたします。
実際に染めた色
実際に限りなく黒に近いグレーはこんな色味です
一見ほとんど黒にしか見えませんね、ですが黒は使っていないんです。
これなら誰かに髪色で注意をされることはないでしょう。
ここからの色の推移としては段々と色がおち、元の明るさから2〜3トーンダウン
した色味まで色が落ちるようになっています。
元の明るさに戻らないのは暗いカラーをした際には避けられないことですが
髪の体力次第ではブリーチをかけて上げると思いの外暗くした髪
の割には素直に明るくなってくれるケースがほとんどです。
まとめ
今の社会では髪色が暗くなくてはいけないとされる場面は少なくありません。
ですがこちらとしても髪色を楽しむことを諦めてほしくないのです、
ですから黒染めは使わずに暗くする方法もあるのだという
ことも少しでも多くの方に知っていただきたいです。
いつか髪色をすべての人が楽しむことができる世に
なることを願うばかりですが、そんな世の中は
すぐには来ないでしょう。
今の世の中に合わせて髪色を楽しむ術を僕たち美容師は
考えていきますので安易に黒染めをしたりと
やりたい髪色を諦めないようご注意ください。
今の髪の状態できちんと暗くなるのか心配な方は
下記のLINEから
友だち追加をして現在のスタイルと希望のスタイルをお送りください。
事前カウンセリングがスタートできます。
事前にご納得いただけるまでカウンセリングをすることで
当日の不安も少なくなりますし、すぐに施術に入れます。
ぜひご活用くださいね
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