色落ちで作ったグレーからピンクベージュ×ネイビーのデザインカラー!
- 2021.07.04
- カラーについて
- デザインカラー.ブリーチ., ブリーチ1回
こんにちは、今後やっていきたい色味が定まっている場合は
色落ちまでデザインして次の色に支障の出ないようにすることを
意識してカラーをしていますが突如路線変更を
したくなるときもありますよね。
髪色というのは気分を上げたりする目的として
染める方が多いので来店時の気分に左右されるのは至極当たり前
なことだと僕は思います。
ですから急な路線変更にもある程度
対応できるようパターンをいくつか持つようにしています。
今回はブルーシルバーを続けていて色落ちが
グレーになるというサイクルを繰り返していた方を
ピンクベージュ〜ネイビーになるカラーを作りましたので
それについての記事を書かさせていただきます。
お客様の来店時の状態
ブルーシルバー〜グレーという推移のカラーを
2回して今回がその色落ちの状態からのスタートとなります
強めのブルーと黄色みを飛ばすパープルを使用していますので
こういった色落ちになります。
これをリタッチしてご希望の色味にしていくのですが
髪が伸びるのが速いことと、地毛を伸ばしていくつもりで
前回リタッチをしなかったのでかなり根本が空いてしまっています。
幅的には問題ないのですが地毛のところにカラー剤を
少しはみ出して塗るようにしているのが難点。
カラー剤は多かれ少なかれ必ず残留するので
完全な地毛と同じようには明るくなってくれません。
ホイルを使って丁寧に時間をかけて抜いていくほかありません
ブリーチ後
リタッチをし終わった状態がこちら
あれ、リタッチだけじゃないの?と思った方も居ると思いますので
ご説明させていただくと、元の黄色みのある髪のほうが
暖色は発色がしやすいので寒色に寄せたグレーのままだと嫌な
にごり方をしてしまうので、取れそうな色味だけを
取り除くような優しい脱色剤で
色を落としています。
根本は綺麗に抜けてくれました、つなぎ目のあたりが黄色く残り
毛先はオレンジ味を感じると思うのですがこれが
僕のブログに良く出てくる「残留」というものです。
取り去ったときの明るさが毛先のほうが明るくても
これによって明るく見えてくれませんし、発色の邪魔をします。
青は発色するギリギくらいの明るさにしてほしいと言われていたのですが
他店でのカラー履歴と今までグレーに落ちるような
濃いめの薬剤を使用していましたから初めに
僕がブリーチした時よりも残留が多く残っています。
髪の体力的にも正直もう1回ブリーチをかけるには足りないので
この明るさでできる青を選択することにしました。
仕上がり
暖色に寄せやすいベースを作ったところで
オンカラーに移ります。
白がかったブロンドやグレーなどの無彩色に近い
色味が好きなことが今までのカラーの遍歴
から伺えますので薄く、しかしきちんと濁色で
発色するように調合致しました
ピンクと青は相対色の関係(色相環で逆位置に近い)ので間に中間の色、もしくはブランク(空白)を
あけなくてはいけません。
今回の場合は紫を作るか、ブランクを作ることが必須です。
どちらでも良いのですがピンクベージュを
目立たせたかったのでブランクを作ることにしました。
ピンクベージュと青の間に白っぽい
空白を作って色の馴染ませをしています。
また色の変わり目をバラバラに作ることで
巻いた時の馴染みをさらに良くしています。
まとめ
いかがだったでしょうか、無彩色の見た目でも
中身の色は寒色なので今回のような暖色に持っていくのは
同じ明度の領域では難しいことがわかっていただけたでしょうか。
髪の状態によってはできるのでまずはご相談ください
下記のLINEから
友だち追加をして現在のスタイルと希望のスタイルをお送りください。
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事前にご納得いただけるまでカウンセリングをすることで
当日の不安も少なくなりますし、すぐに施術に入れます。
ぜひご活用くださいね
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