パーソナルカラー診断って何?どんなことをする?美容室ならではの診断からスタイリングまで詳しく説明!
- 2021.11.14
- パーソナルカラー診断
- パーソナルカラー診断

こんにちは、最近はメイクに関心の高い方がかなり増えたこととSNSの発達で様々な情報が飛び交っています。
なかでも注目されているのがパーソナルカラー診断。
このパーソナルカラー診断って何なの?何をするの?診断するとどんなメリットがあるの?とわからないことがたくさんある方も多いかと思います。
今日は知るとあなたの選択肢を広げてくれるパーソナルカラーについて日本パーソナルカラー協会パーソナルカラーアドバイザー(1級相当)の資格を持つ僕が写真とともに解説します。
そもそもパーソナルカラーとはなにか
よく耳にするようにはなりましたがいまいちよくわかっていない方をネットだと多くお見受けしますのでここで説明させていただきます。
詳しくはこちらの記事にも書いてありますがこちらでももう一度確認していきます。
色の4属性が顔に与える効果、専門用語が一部わからない方はこちらの記事と合わせてお読みいただけるとこの記事の理解がより深まります。
診断のやり方だけ見たい方はそのまま読み進めてください。
世間的な認識と実際どういったものなのかを比較する形で説明すると
世間的なパーソナルカラーの認識
・似合う色をと似合わない色を教えてくれる
・ブルベかイエベに分かれる
・自分のシーズンの服装をやったほうがいい
・シーズンに優劣がある
ざっと書いてみましたがこれらは厳密に言えば誤った認識です。
正しくは
正式なパーソナルカラーの認識
・自身の得意な色の属性を見つけてくれるもので「似合う」「似合わない」を断定するものではない
・ブルベ、イエベ必ずどちらかだけに分かれるわけではない
・前提として好きな格好をするべきであり、自身のシーズンの格好だけしか出来ない訳ではない
・どのシーズンも特別性があり、優劣は無い
世間の認識とはこれだけ差があるのです、似合う似合わないを決めてくれるという認識の方が本当に多いのでここできちんと訂正させていただきます。
そしてパーソナルカラーというのはあくまで第三者から見て印象を良くするカラーなのでセルフ診断や友人、家族の意見はあてになりません。
既にあなたへのイメージが色の他にも付いてしまっているからです。
パーソナルカラーはどのように診断するのか
それらを踏まえた上で実際の診断の様子とともに見ていきましょう
診断に入る前にまずはカウンセリングから入り、目的や診断への認識を確認していきます。
・受けようと思ったきっかけや、何に活かしたいか
・どの程度パーソナルカラーという物の知識があるか
・どんななりたいイメージを持っているか
ただ診断するだけでなく選択肢を広げるお手伝いをしたいのでここの確認から始めていきます。
そしてメイクを落としていただき、今日の流れを説明したらそこから診断に入っていきます。
色相の診断
先程触れた「ブルーベース」「イエローベース」、お客様のお肌がどちらなのかを診断していきます。
ドレープを当ててお顔色の変化を見ています。
イエローベースを当てたときは血色が出るのか、肌に黄みが出るのか。ブルーベースのときは白く抜けてくれるのか、不健康そうに写ってしまうのか。
細かい顔の変化を見逃さないように1つ目の属性を診断していきます。
清濁の診断
次に清色(はっきりした色)濁色(やわらかい色)のどちらが肌の見え方として良い効果が出ているかを見ていきます。
輪郭線と肌の質感に大きく影響を与えるこの属性、きめ細かくマットに見えてほしいのかツヤ感のある肌に見せたいのかで選択が変わります。
洋服の素材選びやメイクの下地の質感づくりの参考になるのでよく見ておきましょう。
明暗の診断
色の明るさももちろんお顔に影響を与えるので見ていきます。
明るい色はお肌がトーンアップして見えたり、輪郭を柔らかく見せる効果があります。対して暗い色は顔を細く見せてくれたりフォーマルな印象を持たせてくれます。見え方としてどちらが印象が良いかをここでは見ていきます。
明るさによる顔の違いをより詳しく見るために5色のグレーを使って変化を見ていきます。
診断結果
4属性あるうちの3属性を確認したところで診断結果をカウンセリングシートと共に説明していきます。
3属性で分類は十分に出来ますし、彩度はベストカラー選択の際に見ることになるので先に結果をお伝えします。
4シーズンごとに僕が作成したカウンセリングシートにそれぞれの分類の得意な部分や、もたせやすい印象を記載してあります。
自由に記入して良い欄を設けていますので、お客様は色々な説明から自身の特に知りたかった情報を切り取って覚えることが出来ます。お帰りの際にお持ち帰りいただいていますので、内容を少し忘れてしまっても大丈夫です。
一緒に色を見る目を養う
診断結果を知ったところで、私生活で色を選択できなくてはあまり意味がありません。
なのでコスメやお洋服選びに役立てていただけるよう、僕と一緒に色の属性を掴む練習をしていきます
人間には明暗を見分ける桿体細胞、色を見分ける錐体細胞とあるのですが女性は錐体細胞の数が男性よりも多いと言われており男性よりも色の違いを掴むのが早いです。
僕自身割と苦労したので目の前ですぐに理解している様を見ると違いを実感します。
ベーシックカラーの説明
そしてブラウンやネイビー、ベージュなど使う場面が多いラインの色味の説明もしていきます
グレーなども含まれるので色を使うに当たって色を引き立ててくれるベーシックカラーは、知っておいて損はないでしょう。
ベストカラーの選定
得意な色の中でもより引き立たせていると感じさせてくれる色味のことをその人のベストカラーと呼びます。
シーズンの色と言ってもかなり多くその全てが得意なわけではないのでこういった作業が入ります。
ここで色の4属性のなかで診断の際にあえて外した彩度の診断をしていきます。
お顔のパーツの印象や肌の色素感などに影響があるので、得意な属性の中からぴったりのカラーを探すことが出来ます。
ご紹介させていただいているお客様は1stがスプリング、2ndがウィンターなのですが共通しているのはクリアな色(清色)で高明度の領域が得意なこと。
その結果写真のような色味がベストカラーに選ばれました。
診断結果を踏まえてアドバイスできること
診断が終わったらパーソナルカラーを私生活でどのように生かしていくのかを、一緒に考えていきます。
そのはじめの事柄として
メイクの指導
特にリップやアイシャドー、チークはお悩みの方が多くメモを取る方が非常に多いです。
ただ最も大事なのはファンデーションなので、現在お使いのものなどと照らし合わせてどのようにしていくのとパーソナルカラー的に良い印象を抱いてもらえるかをお伝えしていきます。
服装についてのアドバイス
服装に関しては色もとても大事ですが、もっと大事なのは素材です。
診断に来ていただいた方のみにお見せしている資料なのでここには貼れませんが、4シーズンごとに得意な質感の素材をまとめたものを使って普段のお洋服選びについてお話をしていきます。
既にお持ちのお洋服の傾向から色々探っていくので、得意な素材のものに全て買い換えなくてはいけないなんてことは一切ありません。
スタイル、髪色に付いてのアドバイス
もちろん髪の毛もお顔への印象に関係があります、作るスタイルと出しやすいイメージを連動させた上で髪色のアドバイスをすることでより良い印象に繋げることが出来ます。
今回の場合は一緒にカラーも頼んでいただけたので、得意な属性の髪色にしていきます。
艶のあるカラーがいいのか、明度は明るいのか暗いのかなど色んな要素が噛み合わさっているので、パーソナルカラーに知識のある方でないとシーズンを伝えてもわかってもらえないことが多いです。
画像を見せれば問題ないですが、それ以上の提案は貰えないでしょう。
パーソナルカラーを意識したコーディネート
beforeは普段のメイクをした状態、ここからパーソナルカラーを意識したメイクを施していきます
柔らかいコーラル系でメイクをしてみました
肌は自然な明るさにすこし血色をもたせ、強い色は避けています。
髪色は少し明るいブラウンを選択肢し
イエローベースのベーシックカラーを中心としたお洋服で、ナチュラルに仕上げたお顔に使ったコーラルを潰さないようにしています。
あくまで一例ですし、他にもやりようはたくさんあります。
まとめ
いかがだったでしょうか。パーソナルカラー診断の流れと活かし方がおわかりいただけたでしょうか?
冒頭でも述べましたがパーソナルカラーはあなたの選択肢を増やしてくれるものであり、決して縛るものではありません。
得意な属性を知るためのもので、それしか身に着けてはいけないわけではないのです。
前提として好きな服、メイクで好きな自分でいることが大事です。
診断の相場は16500~20000円程度ですが、僕はカラーを一緒に楽しんでほしいので現在は5500円でやっています。今回の記事に載せたのが診断に関しては全行程です。
60分でこの内容、価格はなかなかないと思いますので足を運んでいただければと思います。
冒頭のリンクか固定ページから僕の公式ライン
を友だち追加して簡単にメッセージを
送ることが出来ます。
現在の状態がわかるお写真とご希望のスタイルを
お送りいただいたあとに髪に残っているであろう
施術の履歴をできるだけ多く文に
起こしていただいて送っていただければ
事前カウンセリングが開始できます。
事前に状態を確認することで当日
出来ません、となってしまうこともありませんし
納得行くまでお話することで当日までの
不安と施術に入るまでの時間を
減らすことが出来ます。
ご相談だけでも大歓迎なので
ぜひご活用くださいね。
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