変わったセクション取りで寒色系デザインカラー
こんにちは、学生のときに出た大きなコンテストのモデルさんのお直しで
寒色系で好き放題していいよと言われて当時の趣味全開のカラーをした時の
写真が出てきました。学生なりに割と考えながら作っていたんだろうと感じれる
作品だったので今日はそれを書いていこうかと思います。
学生のときに作った作品なので美容学生さん向けに書きます。
コンテスト時のスタイルが真っ白のバサッとした質感のウルフだったんですよね
全くセニングをしないでとにかく重く、バサッと作ってもそう見えづらいホワイトカラーの特性を
活かしたスタイルがコンテストの見本写真の中で作りたい!と感じたのをよく覚えています。
そして数日後に迎えたお直し、beforeがこんな感じです
時間は今の1.5倍くらいかかってましたがきちんと白くなってますね。
学生の時はホワイトベースでしかほとんどカラー作っていなかったんです、1番黒髪から作る1色染めで
難しいものだって認識だったのでホワイト作れたら大抵作れるはず!みたいな考えでした。
トップのところだけ塗らずに残して表面に白を被せたかったのでまとめて有ります。
ここのセクションを星型で取っていました。
GARTEさんが当時スターセクションというセクション取りを発信していて真似したかったのと
深く取る部分と浅く取る部分が出来るのでトップの残し方にバリエーションが出来るんです。
ベースメイクにアディクシー
デザイン時のカラー剤はマニックパニック、カラーミューズです。
休日の人の少ない教室でのびのびとカラーを楽しんでました。
学生の特権です。
それをパネルの中に均等な幅でグラデーションをかけるように塗っていきます
バングはせっかく広く作ってあったので何か工夫したくてその時パッと思いつきで
指で水彩画っぽく色を乗せて見ようと思いハケをおいて塗っていました。
好きにやっていいと言われたもののお直しなのに、その場の思いつきでチャレンジする自由さは
取り戻したいなぁと感じました。チャレンジしなくなったらつまらない人になってしまいますから。
とはいえ白く残した部分との兼ね合いも考えて全ては塗らずに部分的に塗っていました。
お流しした後がこんな感じ。
深く取った部分は多くデザインが見え、浅く取った部分は白が多めに残るデザインになってくれました。
バングも薄っすらと色が見えて可愛いです。
どうしても作った白を残したくて毛先は白く残しています、未だに綺麗にホワイトにした後
デザインする時はつい多めに残してしまいます。
カットしてスタイリングした仕上がりがこちら
コンテストの時のデザインに引っ張られすぎてめっちゃ重いですね。
当時の僕に「後々カットとスタイリングが練習不足で苦労するから今のうちもっとやっとけ」と言いたいです。
カラーは割と形になっているのでは無いでしょうか。狙い通りに色合いが作れています。
美容学生でこれを読んでくださっている方に言いたいことは何か1つサロンで使える得意を身につけて
置くと良いです、僕の場合はカラーでした。まんべんなく器用にこなせる方はそれでいいですが
僕のようにそうでない場合はまんべんなくやろうとすると中途半端に終わります。
カットやスタイリング、パーマなどは普通の学生レベルだったので人一倍サロンに
入ってから練習しました。でも1つ得意があると遅れて習得した技術と絡めて先に進めるんです。
例えばハイライトが元々できて遅れてカットを学ぼうとした時、ハイライトは入れたチップ
がどの位置に落ちるかを予測しなくてはいけないのでヘアスタイルを自ずと理解しようとします。
そしてカットを学ぶ時その経験が活きます。カットをある程度習得してくると
ハイライトへの理解が相互的に深まります。
こういったことがあるので何か1つ学生の間に得意を見つけておくと良いのではと考えました。
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