アイロンの熱によるダメージが重なった髪をブリーチ1回でブロンドに

アイロンの熱によるダメージが重なった髪をブリーチ1回でブロンドに

こんにちは、ヴァージン毛はブリーチ1回で白く出来ることを前の記事にて紹介しましたが

薬剤ダメージがないから白に出来るとは限りません。

 

熱によるダメージをした髪は明るくなりにくいのです。

そんな方はどれくらいの明るさに出来るのかわからないですよね。

今回はそれについての記事を書いていこうと思います

 

全く同じではありませんが例として卵を思い浮かべてください。

そして近くに熱したフライパンがあるとします。

 

その上に中身を置いたとしたら生卵は

固くなって目玉焼きになりますよね。

 

極端な例ですがアイロンを高温で髪に使用すると似たようなことが

内部で起こるのです。

 

タンパク変性という現象なのですが、これが起きるとヴァージン毛

とは状態が異なるので明るくなりにくくなってしまうのです。

 

キューティクルが固くなってしまい手触りが悪くなってしまいますし

高温でのアイロン使用はデメリットだらけですから控えましょうね。

 

目安は130〜140℃くらいで使用することが望ましいです。

 

お客様のbeforeの状態

カラーなどの施術はされていないもののアイロンを高温でほぼ毎日

使用しているそうで見た目からもパサつきが感じられます。

 

希望はなるべく明るくとのざっくりとしたオーダーですが

見せていただいた写真はほぼ白くらいのブロンド

 

さすがにそこまでは明るく出来ませんので断りを入れ、その上でなるべく

明るくしていきますということで施術に入っていきます。

 

脱色するスピードが緩やかで長続きするブリーチ剤を使用していきます。

ブリーチの総放置時間は4時間、お客様の髪を守りながら

明るくするにはこのくらいの時間をかけたいところです。

ブリーチ後

そうして緩やかにブリーチをかけた後の直後の状態です。

根本からアイロンを入れる方は少ないですが

ブリーチした際の明るくなり具合でどこからアイロンを普段入れているか

なんとなく見て取れますね。

 

襟足にはよくアイロンを入れているのかあまり明るくなっていませんし

頭頂部の根本はきちんと明るくなってくれています。

 

そして避けられないのが熱変性によって明るくなりにくい部分と

普通の部分とに分かれてしまうことで起きるムラです。

 

見た目にはわかりませんし、明るくなり始めてから

そういった場所を把握し塗布量で修正をかけますが

完全には直せません。

均一にアイロンを普段から入れる方はなかなかいないので

仕方のないことなのですが温度を下げれば

避けられるので気をつけましょう。

 

 

スタイリング後

サイド

 

バック

 

ウルフスタイルだったので活かすような定番のスタイリングをしました。

ブリーチ1回かけて、シャンプー台で紫シャンプーを使って

黄色みを少し抑えた色味です。

 

希望には少し明るさが足りませんがアイロンで傷んだ髪にしては

よく明るくなったほうでしょう。

 

今後カラーをするなら特に入れる色味に制限が

ないくらいの明るさになっています。

 

元々のダメージは治りませんがそこから更に

酷いダメージにさせないような施術をしていますので

透明感とツヤ感が見て取れるかと思います

 

まとめ

いかがだったでしょうか、ブリーチ1回で白に出来るはずが

熱によってブロンド止まりになってしまう例を見て

明日からアイロンの温度に気をつけようと

思うことが出来たでしょうか?

 

殆どの他店舗では何度もブリーチを付けて流してを

繰り返されるでしょうから更にダメージをして

切れ毛が出てしまうなんてことも。

 

もし同じ状態ならブリーチの得意な美容師さんにお願いしましょう。

 

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事前にご納得いただけるまでカウンセリングをすることで

当日の不安も少なくなりますし、すぐに施術に入れます。

 

ぜひご活用くださいね