ブリーチ無しでトーンアップ、毛のカラー回数が違うと一度のカラーでどこまで明るくなってくれるの?
こんにちは、ブリーチは明るすぎてチャレンジしづらいけどカラー剤でなるべく明るくしたい
という要望は多いです。ダメージを気にしてブリーチをしない方は数年前登場した
ケアブリーチによって減りましたし、僕自身どういった施術で傷ませないように
しているかをご説明するとブリーチをしてみようかなと思ってくださる方もいます。
その記事はコチラ最低限のダメージで最大限の明るさに!ブリーチ1回で髪を白くする方法
状態にもよりけりですがヴァージン毛なら一度のブリーチで明るくなる上に
何度も塗り直さない分ダメージは見た目ほどありません。
ですが職場的にブリーチはNGだったりいま一歩勇気が出ない方も多いですので
今回の記事はブリーチなしのカラーでどのくらい明るく出来るのかを書いていこうと思います。
まず前提として髪の状態は皆、千差万別なので必ずここまで誰でも明るくなりますという断言は致しません。
今回施術したケースの場合ここまで明るくなりますし、それに近い状態の方なのであれば
多少のブレこそありますが大差ない程度まで出来ますよという気持ちで書いておりますので
そういった認識でお読みいただければ幸いです。
カラー剤の基本的な特性としてトーンを高くする薬剤は染料が薄く、髪の脱色力が高く作られています。
反対にトーンダウンする薬剤は染料が濃く、色を載せるのが目的なので脱色力は低いです。
なので明るさを優先させれば同時に色味を濃く入れることは難しいです。
ブリーチなしカラーと謳われていて色味が割とわかりやすくなっているものは大抵
一度ライトナーなどで明るくしてから色味を後で入れている場合が多いです。
ものによっては自分がその場でブリーチ施術をしていないからと言ってそういったタグをつける
方もいらっしゃるのでInstagramで写真を探す場合は少し注意が必要です。
そちらを踏まえて頂いたところで記事に入っていきます
beforeは全体が9レベルくらいでしたがカラー履歴が毛先に行くにつれて多くなっているので
毛先が残留色素によって暗く見えている状態でした。
ブリーチを使わずにトーンアップをしたいとのことでした。根本は通常通りの9レベルの見え方で
毛先より明るくなってしまっています。
ですので1番明るくなりにくい毛先から塗布を始め、トーンアップをして残留が少ないために
明るく見えている根本は毛先の明るさに合わせる形にします。
黄色みが出てきてしまうのは嫌とのことでしたのでヴァイオレット系のトーンアップ用
薬剤を塗布します。12レベル相当の薬剤を使用しましたが放置をした時点で10レベルくらいの
見え方にしかならなさそうでしたので根本はそれより明るくならないように9レベルの薬剤、
2剤はトーンアップが目的でないので3%でつくり塗布していきます。
放置後流して、後処理もすませて仕上げた写真がこんな感じです。
カラーは月1ペースでしていたそうですが感じさせないツヤが戻りました。
トーンも上がり、なんとか揃ってくれました。
ブリーチ無しでトーンを上げる場合ヴァージン毛であればもう少し上げられますが
このお客様のカラー履歴だとこれくらいが黄色みや残留が浮かず丁度よいライン。
根本はそこまでトーンを変えていませんが毛先が上がり、トーンが揃ったので全体が明るくなったように
見えお客様にご満足いただけました。
ハイトーンの記事を多く上げていますがナチュラルも対応可能ですので
ご連絡下さいませ。
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