暖色から寒色に染め直すのは実は難しい!どうしてなの?出来るの?
- 2021.10.11
- カラーについて
- ケアブリーチ, デザインカラー.ブリーチ., ブリーチ1回, 派手髪
こんにちは、いつもご覧下さりありがとうございます。
Al Chemのミザです。
ヘアカラーを楽しんでいる方の楽しみ方にもパターンがあり、大きく2つに分けると
・前回と近いカラーを毎回楽しむ
・毎回違うカラーを楽しむ
と分かれます。
そこまで明るくない髪の方だと1つ目のパターンがほとんどなのですが、ブリーチをしだすと2つ目のパターンに
なる方が増え始めます。
髪が明るくなって選択できる髪色の幅が増えるためですね。
そうなった時に注意していただきたいのが前回カラーとの色味の兼ね合いです。
暖色から寒色へ染め直すのは実は結構難しかったりします。
それがどうしてなのか、どんな事を知っておいたほうが良いのかを今回は記事にして行こうと思います。
この記事はこんな方にオススメ
・暖色から寒色に染め直したい方
・染め直してもらったらなんだか納得行かなかった方
・ダメージが気になる方
暖色から寒色にするのって難しいの??
そもそも、これを知らない方がほとんどです。
綺麗にやりたい色を叶えるためには知っておいたほうが良いでしょう。
ただ出来ないのか、と聞かれれば
全く無理なわけではないし、出来ます。
というか全然出来ます。
・現在暖色で染めていて、寒色に染め直したい
・カラーをするに当たってどちらの系統にするか迷っている
こんな方にはこのまま読み進めていただきたいです。
どうして暖色から寒色にするのが難しいのか
髪の毛はメラニンという色素を持っており赤褐色と黄色のものに分かれます。
髪が明るい状態はこのメラニンが脱色されている状態ですね。
寒色はそれなりに明るさが必要で、明るさが足りないと光に透かした際にメラニンの色味と混ざってしまい
狙った発色をしてくれません。
それに比べて暖色はメラニンと色相が近いので、そこまで明るくない領域でも発色してくれます。
ですので暖色を染めた後に寒色をそのまま発色させるには、そもそも明るさが足りないことがあります。
そして少しむずかしい話になりますが、カラー剤の染料の分子の大きさや特性も違います
ざっくりいうと暖色のほうが髪に残りやすく、寒色は残りにくいです。
水に濡れた際に流れ出るのは同じですが、寒色のほうが流れ出てしまいやすいですし熱にも寒色の染料は弱いです。
髪の中に暖色の染料が残っている以上、それをある程度取り去らないと濃く色を入れなくてはないため、カラーチェンジが暖色→寒色の場合は難し場合が多いのです。
どうしたら色を変えられるの?
暖色は入れられるけど寒色を発色させるには明るさが足りない場合はブリーチが必要になります。
ある程度明るさがあってブリーチ無しで寒色を入れるとなると、染まり上がりの色味を濃く入れなくてはなりません。
ただ髪の中に色が残っているのに変わりはないので色落ちがあまり綺麗になりません。
ただ、ある工夫をすると暖色で濃く染めた後に寒色にする場合でも綺麗に染まるんです。
それについては別の記事で触れますね、今回は
暖色も楽しみつつその後寒色も綺麗に発色させたい、と事前に決めており髪の毛をしっかり明るくして
その上で髪に色残りしにくい染料を使用するパターンをご紹介いたします。
この方法が最も綺麗にカラーチェンジ出来ます。
実際に染めた例があるのでそちらを見ていきましょう。
初来店時の状態はこちら
毛先くらいの明るさがあれば十分なので、そこに合わせてブリーチを施し暖色系の色味でデザインカラーを
していきます。
仕上がりがこちら。
ピンクやオレンジ、イエローを使用したカラーが完成しました。
2ヶ月後の来店時の状態はこんな感じ
色残りはほとんど無く、発色の邪魔は全くしない色落ちの状態になってくれています。
この状態からリタッチをして寒色でデザインカラーをした仕上がりがこちら
MENU:ホワイトリタッチ¥11,000
デザインカラー¥8,800
トリートメント¥3,300
全く発色の邪魔をしないベースのおかげで綺麗にカラーチェンジ出来ました。
次回のことを考えた薬剤選定とベース作りができればこのように暖色→寒色へのカラーチェンジも綺麗にすることが出来ます。
まとめ
髪の内部にしっかりと色素を入れるタイプの一般的なカラー剤の場合だと、綺麗なカラーチェンジは工夫が必要だったり、特定の薬剤を使用しなくてはいけなかったりします。
ですが髪の表面に吸着するタイプの今回使用したようなカラー剤であれば、今回ご紹介した例のように仕上げることが出来ます。
寒色も暖色もどちらもその時の気分で楽しみたい!そんな方はぜひ僕におまかせください
冒頭のリンクか下記のリンクから僕の公式ライン
を友だち追加して簡単にメッセージを
送ることが出来ます。
現在の状態がわかるお写真とご希望のスタイルを
お送りいただいたあとに髪に残っているであろう
施術の履歴をできるだけ多く文に
起こしていただいて送っていただければ
事前カウンセリングが開始できます。
事前に状態を確認することで当日
出来ません、となってしまうこともありませんし
納得行くまでお話することで当日までの
不安と施術に入るまでの時間を
減らすことが出来ます。
ご相談だけでも大歓迎なので
ぜひご活用くださいね。
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