縮毛矯正している髪にブリーチは可能?ブリーチ一回でどこまで明るく出来る?ヴァージン毛の部分との明るくなり方の比較
こんにちは、縮毛矯正とブリーチは薬剤施術の中でも特に髪にダメージを与える施術なので
一般的にどちらもは出来ないとされています。
縮毛矯正をした髪ですと熱変性を起こしているため明るくなりづらいですし、ダメージも相当なものです。
かといって熱変性の無い状態の髪をブリーチしてから還元させるのも危険です。
なんとか両方出来ないかと今、某美髪の錬金術師とメラニンスレイヤーが在籍する店舗でどちらの
技術も日頃から見させていただいていますが僕が両方マスターする日は遠そうです。
しかし1つ気づいたのは絶対に無理ではないこと。矯正した髪にブリーチをして仕上げているのも
ブリーチ後の毛に縮毛矯正をしているのも成功例を間近で見ましたから。
ブリーチを現在は勉強中なのですが本日毛先に縮毛矯正履歴ありの方が
ブリーチをしたいとご来店下さいました。
beforeは荒切りをしてこんな感じ
履歴としては2年前に縮毛矯正をしたきりそのまま伸ばしていたそうです。
新生部24cmと縮毛矯正の時空けたであろう1cm計25cm程が薬剤施術がされていない部分。
そこから先は矯正毛です。
全頭をなるべく明るくしたいとのことでした。
ヴァージン毛のところは全く問題はないのですが問題は矯正部分、熱変性が起こっていて
抜けづらくなっています。ダメージはそこそこ、ブリーチ一回なら特に切れたりする心配はなさそう。
ブリーチを塗布していきます、毛量が多かったので総量は1.5kgほど
塗布初めから120分放置後塗り足します
コチラも塗布初めから120分、毛先の上がり具合と根本の上がり具合を鑑みてパワーを変えています。
ヴァージン部分が上がりすぎるのを防ぐためです。また、矯正のときに空けた1cmはアイロンが入っているであろうところなのでブリーチで明るくなってその部分が見えたところで強い方の薬剤で塗ります。
放置終了後のお流しした状態がこちら
毛先はダメージのせいかヴァージン部分くらい抜けていますね。中間の矯正部分はやはり思ったように
明るくなってくれません。
明度は中間がこれ以上安全には上がらないと判断したのでストップ。
ここまでのブリーチの工程は別記事にて詳しく解説しております。
最低限のダメージで最大限の明るさに!ブリーチ1回で髪を白くする方法
なるべく明るくとのオーダーでしたのでオンカラーで色味を入れすぎると今より暗くすることに
なりますから中間の赤みやその他の部分の黄色みを飛ばすために紫シャンプーの原液を塗布。
15分放置してお流し、ドライしたものがこちらです。
中間のオレンジ味は少し残りますが黄ばみが抑えられてトーンは変えていませんが明るく
見えるように出来たのではないでしょうか。
ヴァージン部分と毛先はホワイトまでは行かないまでもかなり抜けてくれました。
もっと抜いても良いのですが中間が目立ちすぎるので止めています。
写真を見ていただければ分かるように切れ毛のなく安全な範囲でブリーチをするのであればここが
丁度よいラインです。
この中間の明るさより暗い色味は問題なく載ります。
また明るくなる範囲は個人差がありますし、毛によっては断毛のリスクもございます。
ですので矯正していてブリーチしたい方はリスクを承知の上でいらしてくだされば
出来る限りの事はさせていただきます。
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